年を重ねると出てくる、めまいでお悩みの方に、東洋医学の見地からとらえた治療法を紹介します。まさに民間療法です。ただ脳や脳幹に異常のある方は、西洋医学と一緒にご利用ください。
気功と云うと、太極拳のような一連の動きをイメージすると思いますが、それは「套路(トウロ)」といいます。
これらは、形を覚えるだけでも大変です。
私のお勧めの玄学気功法は、何処でも何時でも出来る非常に簡単な動きの「気法」です。
1、「拉筋(ラーチン)」
2、「拍打(パイター)」
3、「堆気(トエチー)」
の3っの功法があります。
体の各部位にある筋(すじ)と完璧に整理された系統(神経、筋肉、靭帯、血管、関節、骨格など)の筋(きん)を運動し、心地よく伸ばす方法です。
(西洋ストレッチとは違いますので、引っ張らないです)
●実践 No1
1. 肩幅に両足を開き、あしの膝の後ろの力を抜く、
両手を息を吸いながら2拍で上に伸ばして、そして1拍待つ。
2. ダランと1拍で吐きながら下ろして、そして1拍待つ。
1.~2.を1回として3回行う。
3. 五指を立てて外に向け、肩の高さで両手横に伸ばす。
息を吸いながら2拍で伸ばして、そして1拍待つ。
4. ダランと1拍で吐きながら下ろして、そして1拍待つ。
3.~4.を一回として3回行う。
気功ですので呼吸法と合わせて行います。
どうですか簡単ですね、健康体操みたいですね。
でもここにとても大事な功があります。
それが出来ないと本当の拉筋になりません。
それは「意識」です。手を上にあげる時も下におろすときも、
意識だけで動かすようにします。
何処にも力の入らない状態を作るのです。
これを踏まえてNo1からやり直して、No2,No3と進んでください。
●実践 No2
5. 膝を曲げないで両手肩巾の広さで下におろし(肘を伸ばして)
地面に手の掌をつけます。(つかない方は出来るだけ下に)
・息を吐き乍ら下に降りて、二拍そのままにする。
6. ダランと両手をゆるめて、上半身を上げます。
・息を吸いながら戻り、二拍置く。
5.~6.を一回として三回行います。
7. 片手のひらを上に向けて耳の傍で、
心地良く天を押し上げる様に伸ばします。
同時に別の手のひらは下に向け、地面を押すようにして、
心地よく伸ばします。
・息を吸いながら伸ばし、二拍止め置きます。
8. 両手ダランと緩め乍ら、上の手は下へ、
下の手は上へと交替します。
・息を吐きながら胸の前で、両手の指先がすれ違います。
9. 手を替えて、7の反対を行います。
10. 8の反対を行います。
7,8,9,10を一回として三回行います。
文字での説明はこれが限界ですが、これだけでもかなりの効能があります。どうぞお試しください。次に「拍打」と続きます。
※めまいを食品で治したいとお思いの方は、めまいをにんにく玉で静める で紹介されている、にんにく玉を試されてはいかがでしょうか。薬品ではないので身体への副作用はありません。